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イルカが愛を確かめにくる、青い海の底の日常生活

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ドラマ「壬生義士伝」、幕末って素晴らしい

ドラマ「壬生義士伝」、幕末って素晴らしい_a0031041_21264879.jpgしばらく話題にはしてなかったけど、私は幕末が、中でも新撰組が好き。5年前に→新撰組を辿る旅もしたし、愛読書は司馬遼太郎の「燃えよ剣」だ。ここ数年は他の時代や外国の歴史本などを読んでるので、幕末のを読むのは休んでるんだけど、やっぱりこの時代が一番お気に入り(他には飛鳥・奈良時代も好き)。
幕末の良さはなんと言っても若さでしょう。若者たちが私を超えて公のために文字通り命を懸ける様がカッコ良くて。今の平和ボケした時代では、スポーツの世界でそれを見ることができるから感動できるわけで。最初は自分のために練習してたはずなのに、飛びぬけた才能を持つ人たちは、いつの間にやら私を捨てて公のために最善を尽くす。だから凡人にはない素晴らしい才能を持ってるのに、私しか考えてないような人を目にすると、その程度なんだなと思うのだ。勝手な話しだけど。

で、これは新選組を描いたドラマで、映画の方よりも1年前の2002年に放送されたらしい。映画の中井貴一と佐藤浩市の時も、年齢的にギリギリかなと思ったものだけど、このドラマがすごい。吉村貫一郎=渡辺謙、斉藤一=竹中直人、原田左之助=大鶴義丹、永倉新八=遠藤憲一(東京商事鮫島)、伊東甲子太郎=萩原流行と、
どんだけおっさんやねんとビックリ。さらに近藤勇=榎本明の登場に、
どんだけ鼻の下長い勇やねんと爆笑。だけど気になる土方歳三はというと井原剛史、これは過去に見た新選組ものでは一番カッコよくて大満足。ちなみに今Wikipediaを見たら、井上源三郎の役で原作者の浅田次郎が出てたらしい。1シーンだけだったけど、きちんと思い出せないな、残念。
吉村と斉藤の友情をごり押ししてた映画に比べドラマの方はそうでもなく、盛岡藩の大野次郎右衛門=内藤剛志(この人もすっごく良かった)との友情を丁寧に描いているので、どちらかというとこっちが‘正しい’気がする。そして新撰組のエピソードもきちんと描かれていて、原作は一度しか読んでないのであまり覚えてないんだけど、原作になかった独自のエピソードとして、勘定方の河合の切腹事件や坂本龍馬との絡み(筧利夫が演じたけどこちらは過去最悪の龍馬だった)などがあった、多分。

嬉しかったのは油小路の決闘をきちんと描いたことで、私は芹沢鴨の粛清よりも、こっちのエピソードの方が好きだ。大河ドラマの「新選組!」ではあっさり終わらせてしまってガッカリしたもの。そして戊辰戦争や土方の最期まできちんと描いていて、「燃えよ剣」を参考にしたような死に方もマニア心くすぐる感じで良かった。
最終回はケンワタナベの出番はほとんどなく、貫一郎の末息子による締めくくりで終わるんだけど、本棚の本をパラパラしてみたら、これも原作どおりらしい。映画の印象が強いので、あ、こんな話しだったんだと。そのうちまた読み返さなくては。
全体的には良かったし、実際の八木邸や鴨居の刀傷を撮影したり、ちょっとしたこだわりもあったのに、最終回はほとんどがブルースクリーン前の撮影みたいで、最後の最後になんでと気になってしまって。予算足りなかったのかな、テレビ東京系だからしょうがないのかな・・・。
現在の大河ドラマ「龍馬伝」もそうだけど、やっぱりこの時代にはこれからの日本への夢があって良い。龍馬が見た黒船がどれだけ衝撃的だったか。飛行機でいつでも外国に行ける現代でも、想像に難くない。私は吉田東洋役の人が渋くて好き。そして岩崎弥太郎の登場シーンが楽しみ(笑) あの音楽も含めて。これを機にまた幕末の本を読みたいな。「龍馬が行く」も年内に読み返したいな。

というわけで最近は、何十回目かの誓いでドラマの本数少なくしよう!と。今はやっぱりアメリカのが多い。「龍馬伝」「不毛地帯」など、こういう日本ドラマなら相方が快く承諾してくれるので、夕飯時に観て時間節約できるのが良い。ゴールデンタイムに観たいような番組がひとつもないからね。でも本数もだいぶ少なくなったので、HDDのデータ消化に追われることもなくなった。
amazonを見てると「グレイズ・アナトミー」のDVDもぼちぼち安くなり始めたので買っても良いかも!と思ったんだけどハタと気づく、アリーのセカンドも見終わってない・・・。なのでグレイズはしばらくお預けです。しばらくはアリーを観よう。
by bigblue909 | 2010-02-21 13:48 | ドラマ
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ビッグブルーの本気な無駄話。


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