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イルカが愛を確かめにくる、青い海の底の日常生活

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1万人の第九、終了!

一万人の第九、日曜日に無事終わりました。前日リハーサル、当日の朝のリハーサルがあり、全体で歌うのは実質本番では3回目になるので、正直言うと前日リハーサルの時の方が感動したのですよ(笑) でも前日リハも安い価格とは言えお客様が入っていて、私、テンパッちゃって結構デカい声で突然ソプラノのパートを歌ってしまったり、当日朝は男声パートが一部出だしを間違えたりして、これが本番だったら・・・と冷や汗をかくシーンがあって。だって、こんな素人の催し物にチケットを買って来てくれる人がいるんですよ。それを思うと私、玉置浩二とかオアシスのリアムとか、絶対考えられないなあ。

プログラムは二部あって、司会は小倉智昭。第一部は大阪の淀工吹奏楽部とスーパーキッズオーケストラの演奏による、平原綾香の4曲。過去ゲストは去年が槇原、おととしはケミストリーなどなど、毎年の目玉らしいけど、4曲も歌った人は初めてらしくて。前日リハの時に「ここで1万人のみなさんにこうしてほしい」とか積極的にアイデアを出してて、かなり好感度あがりました。演奏もドラムやピアノは有名な人(すいません邦楽に弱いので名前が出てこない)で、「プロとアマが一緒に作り上げる」のがコンセプトのイベントなのです。
「Jupiter」は事前にレッスンの中で楽譜が渡されて私達もコーラスを入れる部分があって。と言っても簡単なものなんだけど、前日リハではうまくいかなくて、「発声練習の時の方が声出てたがな」とブツブツ文句を言ってたお客さんもいたんだけど、本番はバッチリ声が出て、平原さんも感激してた。第九をポップスにした「JOYFUL, JOYFUL」では打ち合わせどおり?一万人立ち上がって踊っ1万人の第九、終了!_a0031041_14154358.jpgた。ちと内輪で盛り上がった感もないでもないが(笑)、白と黒の正装した1万人が立ち上がって踊る様を見るのは結構圧巻でした。私も正装♪→

第二部はいよいよ交響曲第九番、演奏は私にはお馴染みの、芸文専属オーケストラPACと、京都交響楽団、一般公募で合格した5名とのこと。ソリストも芸文の定期演奏会でお馴染みの人ばかり。私、合唱隊として参加してなくても、こういうのをリハからずっと聴けてそれだけで十分楽しかったですわ。
合唱はやっぱり本番が一番うまくいって、心から安堵。私の席は佐渡さんを斜め後ろから見る位置だったんだけど、アルトが入るパートになると佐渡さんがちゃんと後ろを向いて合図を出してくれるんです。モニターは一秒ほど遅れて映るようで、「肉眼で僕を見てほしい」と言ってて。一万人もいると音が遅れて聴こえてきて輪唱してるような感じなので、佐渡さんの指揮だけが頼り。だからみんな一生懸命佐渡さん一人を凝視して歌います。それだけが目的で参加した私は本当に本当に感激。
正直言うと、アルトは声が低めなのでカラオケ風に地声で歌う人が結構いたんだけど、遠くから聞こえてくるソプラのやテナー、バスはすごく綺麗に聴こえて来てたので、全体になれば綺麗なのかも。地声は響かないから、そういうのは淘汰されて、結局綺麗な歌声だけが残る、そんなものなのかもね。それにしても、自分で歌ってみて、プロのソリストさんたちがどれほどすごいか痛感しました。天と地ほど違うな。
最後は「蛍の光」で会場全部に渡された簡易ペンライトを振りながら歌って幕なんだけど、これ、前日リハの時にモニターに練習風景の写真が出てきて、みんな歌えなくなってしまったんですよ。でもやっぱり本番は3回目なので平気だった(笑) というか、他の人の書いたものを読んでると周りが涙の嵐だったとかいうのも多いんだけど、私のブロックはすごくさばさばしてた感じ。お客さんのすぐ隣というのも大きかったと思う。
私は気がつかなかったけど、平原さんが第九を客席で聴いててくれて、最後のアンコールで舞台に出てきた時に泣いてたらしい。第九の何楽章かで佐渡さん泣いてる・・・?と思った部分はあったけど。佐渡さんて、毎日毎日指揮棒を振ってるはずなのに、いちいち感動するんですよね。そこにこっちも感動するし、私もそんな感性の人になりたい。けど、こんな感想を冷静に書いてる時点でダメか(笑)

とにかく、ネットの感想を読んでると、お客さん側も「すごかった」と書いてる人が多くて嬉しい。本番前の最後の1週間は、練習用のCDを多分100回以上聴いたと思う。覚えた、と思っても細かい部分があやふやだったり。本番でうろ覚えでモゴモゴしたくなくて、茜の散歩の最中も頭から何回も何回も歌って、人に振り返られたりしたけどそんなことかまってられなくて。そのおかげで思い切り歌えたので達成感があったな。
でも今は好きな音楽をやっと罪悪感なく好きなだけ聴けるのが嬉しい(泣) もう一度参加したい・・・という気持ちはあるものの、仕事と家事を終えて練習に通うのは大変だったし、今の職場ではシフト上難しいのもあって。でも、年末に第九を歌うイベントってすごく多いんですよね。芸文でも募集してたのを知らなかった。そっちでもいいな、という気も。

実は、先週の木曜日から歯が痛み始めて、だんだんひどくなってきたので前日リハーサルに行く前に歯医者に行ったんです。虫歯か・・・とすごくブルーだったんだけど、レントゲンを撮っても異常なしとのこと。新しい仕事の疲れが歯痛で出たのかも。痛み止めと化膿止めをもらったんだけど、今度は本番当日の朝、なんだかおかしいと思ったらやっぱり微熱が。
会場に行っても体がダルいままで、筋肉が痛み、歯もまたしくしくと痛み始めたので、歯医者でもらった痛み止めと買ってきた栄養ドリンクを飲んで、すごく元気な状態で本番を終えることができた。そしたら、汗をかきかき一生懸命歌ったおかげで、そのままどちらもすっかり良くなってたんです。これにはビックリ。多分、あの場のパワーみたいなものでしょうね。人の‘陽’の歓喜の波は、体調さえ良くするんですね。みんな楽しいことたくさんして、健康になりましょうよ ^^
本番の模様は12月23日15:55からテレビで放送の予定です。多分私は映ってないけど良かったら見てくださいな。
by bigblue909 | 2010-12-08 14:16 | エンタメ
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ビッグブルーの本気な無駄話。


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