2012年myベスト映画ランキング
心残りだった去年公開の映画もやっと劇場で観れて早速アップです!
1位 ヒミズ
ずっと1位が決まらない、決まらないと思いつつ、一月に観たこの映画が私の中でずっと強烈なインパクトで残っていて。これは星も5つではなかったし、変なところもいっぱいあったんだけど、そういう所も含めてすごく心に残った。あと主演の二人の若さと初々しさと力強さが、役も、日本の映画界も、未来を感じさせてくれた。結構ワーストの方の常連なので躊躇したけど、堂々1位にしてる人をやっと検索でみつけて背中を押された。
2位 レ・ミゼラブル
これと「ヒミズ」で散々迷ったけど、こっちを1位にするのはとっても悔しい。だってベタなんだもん。多分これからアカデミー賞も何個か獲っちゃうんでしょう? でも素直に今年度感動No.1。
3位 ふがいない僕は空を見た
観たばかりだからひょっとしたら評価が高すぎるかもしれない。でもこれの公開を待ってベスト発表して正解だった。この映画も「ヒミズ」も、こんな奴いる?って人がたくさん出てくるんだけど、でも起こったことに対する感情が、無視できないものがあって、それがすごく良い。
4位 桐島、部活やめるってよ
こちらはベストの方の常連。ちょっと褒めすぎじゃない?という気もするけど、でも面白かったし良かったんだよね。ひねくれものだから邦画では3位ということにしておく。
5位 ドライヴ
「ラブ・アゲイン」の中で服を脱いだライアン・ゴズリングに相手役が「何それ、‘フォトショ’済み?」って言ってて笑ったけど、そうだ、ヤツは脱いだらすごい! ずっと優等生のイメージでつまんない役者だと思ってたけど、去年の「ブルー・バレンタイン」の禿げっぷり辺りから俄然面白い。キャリー・マリガンの可愛さにも悶絶。この映画のキスシーンは、私的に「恋しくて」に次いで映画史に残るもの。
6位 別離
イヤだ、なんかイヤだ、むずがゆい! という感覚が、どんどん大きくなっていく。この監督の手法は、昔のミヒャエル・ハネケに似ている。今後もこういう映画を作ってくれることに期待。元祖は最近なんだか違うとこに行っちゃったから。
7位 ダークナイト・ライジング
これもプロ・アマ問わずワーストの常連。なんで? 十分面白かったのに。「ビギンス」からなんらブレてないし。「ダークナイト」の水準なんかそうそう映画史には登場しないぞ。
8位 ホビット 思いがけない冒険
こちらはこんな低い位置にいることにガッカリ。もっと期待してたのに。あ、これも「指輪」の水準を期待した結果か。でもこれからどう転がっていくかにまた期待してしまう。
9位 ピナ・バウシュ 踊り続ける命
人の内面を短い時間でフィルムに焼き付ける手法のすごさは、「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」を観た時はあまりピンと来なかったんだけど、こちらはすごく良かったな。というのを先日の「塀の中のジュリアス・シーザー」を観てさらに確認。
10位 画皮 あやかしの恋
くだらないと言えばくだらないんだけど、伝統の香港映画らしさと新しさが混在してて、普通に面白かった。女優さん三人の美しさを見るだけでも価値あり。でもあれから「チャイニーズ・ゴースト・ストーリー」を少し観たけど、あまりにも古くて観るのやめちゃったな。
総評
いつもは「ビデオでもっと良いものを観るかもしれない」と後ろ髪を引かれつつアップするけど、今年は劇場で観たものだけでも十分10本選べたので、これ以上ビデオを観ても同じじゃないか、と早々に切り上げることに。劇場に足を運ぶ、というところからもう特別な思い入れは始まってるからね。
近年ますます自分的に、選ぶものにエンターテイメント色が濃くなっていると思う。せっかく2時間観るんだからと、ダイナミズムを求めるのかも。そして上位を邦画が占めたというのも、自分的に変化のあったところ。前だったら考えられなかったけど、最近舞台にもハマりだして好きな俳優さんなどが増えて、興味が向き始めたのも大きいかも。
そして2012年マン・オブ・ザ・イヤーは「ドライヴ」「スーパー・チューズデイ」のライアン・ゴスリング、ウーマン・オブ・ザ・イヤーは「ダークナイトライジング」「レ・ミゼラブル」のアン・ハサウェイ。どちらもWOWOWで「ラブ・アゲイン」「ラブ&ドラッグ」という肩の力を抜いた演技を見たのも良かったのだ。
1位と7位がワーストの顔なのもあり、なんか最近、一生懸命作ったものが勝手に評価されちゃうのって切なく悔しいだろうなとか思うんだけど、そんなこと言ってたらじゃあなんで映画なんか観に行くんだよ!って話しのわけで。なもんで私のワーストは、もうもうダントツで「ロック・オブ・エイジズ」。久しぶりに劇場で「激するでない。何も考えるまい。」と無の境地に達した。
でも正直言って2012年ぶっちぎりベストは、舞台「金閣寺」だったの。そうだ、あれを超すものを映画館で目にしなかったんだ、とはたと思い至った。
1位 ヒミズ
ずっと1位が決まらない、決まらないと思いつつ、一月に観たこの映画が私の中でずっと強烈なインパクトで残っていて。これは星も5つではなかったし、変なところもいっぱいあったんだけど、そういう所も含めてすごく心に残った。あと主演の二人の若さと初々しさと力強さが、役も、日本の映画界も、未来を感じさせてくれた。結構ワーストの方の常連なので躊躇したけど、堂々1位にしてる人をやっと検索でみつけて背中を押された。
2位 レ・ミゼラブル
これと「ヒミズ」で散々迷ったけど、こっちを1位にするのはとっても悔しい。だってベタなんだもん。多分これからアカデミー賞も何個か獲っちゃうんでしょう? でも素直に今年度感動No.1。
3位 ふがいない僕は空を見た
観たばかりだからひょっとしたら評価が高すぎるかもしれない。でもこれの公開を待ってベスト発表して正解だった。この映画も「ヒミズ」も、こんな奴いる?って人がたくさん出てくるんだけど、でも起こったことに対する感情が、無視できないものがあって、それがすごく良い。
4位 桐島、部活やめるってよ
こちらはベストの方の常連。ちょっと褒めすぎじゃない?という気もするけど、でも面白かったし良かったんだよね。ひねくれものだから邦画では3位ということにしておく。
5位 ドライヴ
「ラブ・アゲイン」の中で服を脱いだライアン・ゴズリングに相手役が「何それ、‘フォトショ’済み?」って言ってて笑ったけど、そうだ、ヤツは脱いだらすごい! ずっと優等生のイメージでつまんない役者だと思ってたけど、去年の「ブルー・バレンタイン」の禿げっぷり辺りから俄然面白い。キャリー・マリガンの可愛さにも悶絶。この映画のキスシーンは、私的に「恋しくて」に次いで映画史に残るもの。
6位 別離
イヤだ、なんかイヤだ、むずがゆい! という感覚が、どんどん大きくなっていく。この監督の手法は、昔のミヒャエル・ハネケに似ている。今後もこういう映画を作ってくれることに期待。元祖は最近なんだか違うとこに行っちゃったから。
7位 ダークナイト・ライジング
これもプロ・アマ問わずワーストの常連。なんで? 十分面白かったのに。「ビギンス」からなんらブレてないし。「ダークナイト」の水準なんかそうそう映画史には登場しないぞ。
8位 ホビット 思いがけない冒険
こちらはこんな低い位置にいることにガッカリ。もっと期待してたのに。あ、これも「指輪」の水準を期待した結果か。でもこれからどう転がっていくかにまた期待してしまう。
9位 ピナ・バウシュ 踊り続ける命
人の内面を短い時間でフィルムに焼き付ける手法のすごさは、「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」を観た時はあまりピンと来なかったんだけど、こちらはすごく良かったな。というのを先日の「塀の中のジュリアス・シーザー」を観てさらに確認。
10位 画皮 あやかしの恋
くだらないと言えばくだらないんだけど、伝統の香港映画らしさと新しさが混在してて、普通に面白かった。女優さん三人の美しさを見るだけでも価値あり。でもあれから「チャイニーズ・ゴースト・ストーリー」を少し観たけど、あまりにも古くて観るのやめちゃったな。
総評
いつもは「ビデオでもっと良いものを観るかもしれない」と後ろ髪を引かれつつアップするけど、今年は劇場で観たものだけでも十分10本選べたので、これ以上ビデオを観ても同じじゃないか、と早々に切り上げることに。劇場に足を運ぶ、というところからもう特別な思い入れは始まってるからね。
近年ますます自分的に、選ぶものにエンターテイメント色が濃くなっていると思う。せっかく2時間観るんだからと、ダイナミズムを求めるのかも。そして上位を邦画が占めたというのも、自分的に変化のあったところ。前だったら考えられなかったけど、最近舞台にもハマりだして好きな俳優さんなどが増えて、興味が向き始めたのも大きいかも。
そして2012年マン・オブ・ザ・イヤーは「ドライヴ」「スーパー・チューズデイ」のライアン・ゴスリング、ウーマン・オブ・ザ・イヤーは「ダークナイトライジング」「レ・ミゼラブル」のアン・ハサウェイ。どちらもWOWOWで「ラブ・アゲイン」「ラブ&ドラッグ」という肩の力を抜いた演技を見たのも良かったのだ。
1位と7位がワーストの顔なのもあり、なんか最近、一生懸命作ったものが勝手に評価されちゃうのって切なく悔しいだろうなとか思うんだけど、そんなこと言ってたらじゃあなんで映画なんか観に行くんだよ!って話しのわけで。なもんで私のワーストは、もうもうダントツで「ロック・オブ・エイジズ」。久しぶりに劇場で「激するでない。何も考えるまい。」と無の境地に達した。
でも正直言って2012年ぶっちぎりベストは、舞台「金閣寺」だったの。そうだ、あれを超すものを映画館で目にしなかったんだ、とはたと思い至った。
by bigblue909
| 2013-02-04 21:24
| 映画