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音楽で振り返る映画⑤ 「レクイエム・フォー・ドリーム」

音楽で振り返る映画⑤ 「レクイエム・フォー・ドリーム」_a0031041_1612720.jpg映画をメジャーかマイナーかで分けたら、この映画は‘超マイナー’。だけど音楽がやたらとカッコ良くて、「ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔」の予告の合戦シーンではこの映画の音楽が使われてた。最近では「サンシャイン2057」の音楽が、もろこれのパクり。映画の方は観てないけど、「ロード~」のようにそのままCM使用してるのではなく、少しアレンジしてあるみたいだから‘オリジナル’としてるんじゃないかと想像する。あそこまでパクッてると訴えられても文句が言えないと思うんだけど、そもそもこの「レクイエム~」自体がマイナーだから、気づく方が少ない。

サントラの方は音楽は素晴らしいものの、映画音楽だから1曲1曲が非常に短いのだけが難点。これ、作り手が本気でひとつの物にまとめあげて‘レクイエム’にしたら、かなりすごい物ができあがると思う。神経をキリキリと追い詰めるような、緊迫感溢れる音です。
でも、映画の内容が全然思い出せないんだよね・・・って、検索して出てきたあらすじを読んでみた・・・ら。そう、思い出した。すっごいしょうもなかったんだ。いや、映画がしょうもないのではなく(むしろ問題作だと思うが)、登場人物がどいつもこいつもしょうもないのよ。TVに出るのに痩せたいからと病院に行くばあちゃん、新しい一歩を踏み出すお金がほしくて麻薬を売る男、自分の店を出したいとそれに加担する女。
‘日常から少しずつ逸脱する人々’を描きたいのはわかるんだけど、こいつらは就職しようとか運動しようとかいう頭はないのか?! って、ただただ呆れた100分間。同情するにも感情移入するにも、スタートラインが全く違うんだもん。いいじゃない、そこまで馬鹿ならしょうがないじゃない、はいはい、終わり。こんな感じでした。私は冷たいのかな? 多分そうだろうな(笑) でもこういう人たち、大嫌い。

実は私が持ってるCDの中でなにが一番多いかって、映画のサントラだったりするのですが、近頃CDを聴き直して手元に置くかどうかの洗い出しをしています。そんな中でたまにお宝を発見したり。
シュワルツェネガー主演の「エンド・オブ・デイズ」。これも映画は観てない。当時ガンズ・アンド・ローゼス(アクセル・ローズだけオリジナルメンバーとしているだけだけど)の新曲「Oh my god」が入ってる! と話題になって、それを目当てで買ったもの。これ、もう手放しても良いよねって聴きかえしたら、エミネム様の「Bad Influence」が入ってた。おおお、アルバム未収録曲じゃない!! と一人で興奮。
実は映画のサントラって結構穴場だったりする。「X-FILE ザ・ムービー」のサントラにはノエル・ギャラガーのソロ曲「TEOTIHUACAN」が入ってるんですよね。こんなことやってるとちっともCDが減らない。
しかしエミネムさんの曲はユーモアがあって良いねえ。最近見ないねえ、なにしてるかねえ。ドラッグ矯正施設でレクイエム・フォー・ドリームしちゃったか・・・。
by bigblue909 | 2007-04-27 16:05 | 映画
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ビッグブルーの本気な無駄話。


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