イルカが愛を確かめにくる、青い海の底の日常生活

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音楽で振り返る映画14 「(500)日のサマー」

a0031041_1742355.jpg久しぶりにサントラを購入。監督がミュージックビデオ出身というのが納得の、音楽が楽しい恋愛映画「(500)日のサマー」。感想は→こちら
冒頭の「This is the story, boy meets girl.」から、「This is not a love story.」までの語りがまるまる入ってる1曲目から始まるのも、ぬおぉやっぱ違うと思わせるのが小面憎い。映画は1ヶ月前に観たので細かい曲順は覚えてないんだけど、多分劇中出てきたのと同じ順番だと思う。トムとサマーが出会うシーンでの音楽がTHE SMITHS、そして見せ場のミュージカルシーン(?)ではHALL & OATESと、他にもSimon & GarfunkelやDOVESを使ったり、どちらかというと一昔前というか、テイストが60年代風の人たちばかり集めてる感じ。劇中でもサマーのことを「60年代のような髪型」と表現してるけど、トムの常にシャツにベストという時代錯誤な格好から言っても、そういうのが好きな監督なんだろうな。

私の一番のお気に入りは、(多分エンディングで使われたと記憶してるんだけど)MUMM-RAの「She's got you high」という曲で、こういう曲をズバリという感じで使われると、キーーー悔しいと思ってしまう。映画も音楽も大好き! という人にとって、音楽を映画1本ぶんプロデュースというのは憧れではないだろうか。それもいろんなジャンルの中で恋愛映画が、さらに悲恋ものよりもポップな感じのこういう映画のを選ぶのが一番楽しいはず。だからこの映画の監督のおっさん(だかなんだか知らん)が、自分で選びながらほくそ笑んじゃったりしてるのが目に浮かぶようでくやちい。
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サマー役のズーイー・デシャネルはSHE & HIMというバンドでヴォーカルをとってるらしく、このサントラにも曲を提供。劇中サマーがカラオケで歌った曲も入れてほしかったな。
さらにさらに! いま検索してみてビックリしたんだけど、私の好みにもずばりヒットしたトム役のジョセフ・ゴードン=レヴィット、なんと「リバー・ランズ・スルー・イット」に出演してたそうで、私の頭の中にくっきり浮かびあがった子供の顔。そうだいたよこの顔だよ! と興奮。私、あなたをリアルタイムで観てたよ(笑)
そんなわけで、映画同様地味なんだけどほっこりする感じのサントラで、かなり気に入って聴いております。

ところで、先日WOWOWで新しいお気に入り発見。それは「春の雪」、背景も衣装も本当に綺麗。鎌倉や奈良や蒸気機関車や、古き日本の美しさが滲み出て素晴らしい。撮影がすごく良いなと思ったら、リー・ピンビンて、やっぱりぃぃという感じ。ウォン・カーウァイ組です。花様年華です。そう、花様年華が返還前の香港の古き良き姿ならば、春の雪は大正浪漫で対を成してるような。
ところが最後のエンドロール、流れてきた宇多田ヒカルの曲に愕然。別にこの人がどうこうじゃないけど、まったく合ってなくてびっくり。邦画を観てるとこういうことはよくあるんだけど、もしかしてレコード会社から「この曲なんとか使ってもらえませんかねえ」とちょっと資金を回されたりするやむをやまれぬ事情があるんだろうか? それだったら納得だけど、本気で「この曲を使おう」と思ってるんだったらちょっとセンスを疑うな。春の雪、DVDに落としたんだけど、編集してエンドロールはばっさり切った。私の中でこの映画は、妻夫木のモノローグと白い空のフェイドアウトで終わりだ。
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by bigblue909 | 2010-02-14 17:50 | 映画
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ビッグブルーの本気な無駄話。


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