人気ブログランキング | 話題のタグを見る

イルカが愛を確かめにくる、青い海の底の日常生活

bigblue909.exblog.jp ブログトップ

ドレスデン国立美術館展

ドレスデン国立美術館展_a0031041_1220683.jpgドイツのドレスデンに貯蔵される作品が、神戸にやってきました。
今回の目玉は、大抵の人がそうだと思うけど、フェルメールの「窓辺で手紙を読む女」と、レンブラントの「ガニュメデスの誘拐」。でも、この手の展覧会独特のざわざわとした雰囲気の中で見るのはやはり落ち着かず、あまり感慨みたいのはなかったです・・・。人数が多いのはしょうがないけど、やっぱり、‘薀蓄系’だの‘人より良い意見を言わないと気が済まない系’だの、頼むから絵の前ではやらないでね、という感じ。
ただ、「ガニュメデスの誘拐」の前で「あ、おしっこもらしてる、わっはっは」と言ってる人がいて、これはBBも笑ってしまいましたが(笑)

ドイツのドレスデンとは言っても、あまりドイツ独自の作品はなく、イタリアやフランス、オランダなどの隣接国から集めた美術品ばかり。日本の伊万里焼もかなり流行したらしく、展示されてました。この伊万里焼や中国の焼き物などの模倣から始まり、マイセンというドイツのオリジナリティを作り上げたそう。
いつも思うのが、元はただの「物真似が得意」だったところが、めきめきとその器用さと勤勉さで独自の文化を作り上げてのしあがったのがドイツと日本なわけで、こういうとこが嫌われる所以なんだろうなーと。ドイツには同じものを感じずにはいられないわけです。

というわけで、その「ドイツのものはごく僅か」なドレスデン展でしたが、あたしが意外と面白かったのが、いろんな国の武器。トルコの剣から始まって、イタリアの鎖帷子だの、わーロード・オブ・ザ・リングみたい! とワクワクしつつ、すごかったのがフランスで、ダイヤの装身具セット。
剣の柄だの帽子止めだの靴下止めだの、全てダイヤ・ダイヤ・ダイヤ。まあ、いくらなんでも高官だのの位置の人が身につけたんだろうけど、見た目ばっかりで絶対勝つ気なかったろうなーフランス、と思うわけです(笑)
その点、日本刀というのは無骨なまでに実用一点張りというか、それなりに銘柄によっての飾りはあるものの、あくまで「人を殺すために作られた」というギラギラしたものを感じるのね。この展覧会には展示されてなかったけど。
そんなところで、楽しんでみました。
# by bigblue909 | 2005-05-04 12:56 | エンタメ

退院しました

退院しました_a0031041_1412676.jpg
お気に入りの場所、ソファの上で寝る茜。脇の下に縫い痕が見えるのがわかるでしょうか。クロスステッチですね(違)

昨日、茜は無事退院しました。検査と手術をしてくださった先生は、昨日は学会出席ということでいなくて、じゃあ詳しい話も聞けないんだとガッカリ。代わりに対応してくれたのは40代ぐらいの女医さん。心臓の話をするんだけど、難しすぎてなにがなにやら・・・こっちが聞きたいのは、茜は淋しがってなかったか、痛がってはなかったか、お世話してくれる人にはちゃんとなついてたかとかそういうことなんだけど・・・。
おまけに研修の大学生が、ひどくトンチンカンなことをしたら、目の前で厳しい叱責。BBは引いてしまいました。でも茜にはめちゃめちゃ優しくて、もしかしたら究極の動物好きなのかもしんないけど(笑)、それでもあたしはもし手術をする前に対応してくれたのがこの先生だったら、あそこまで安心して託す気にはなれなかったろうなあと思った。

茜は、連れてこられてあたしの顔を見た途端、お尻をブルブル振って大喜びしていた。エリザベスカラー(傷口を舐めないようにつける円錐型の器具)を付けたままキャリーケースに入れようとしたら、激しく抵抗して、ピーピーと啼きながらあたしの膝に乗ろうとする。「抱っこしてほしかったんだねえ」と先生。
「帰るんだよ、茜」と言って、無理矢理キャリーケースに入れたけど、とにかくあたしの顔を見ると興奮が止まらない。駅までのタクシーの中でもすごい声で啼きわめき、おばあちゃんと言っても良い年齢の運転手さんは、「かわいそうに、その器具取ってあげれば?」と言う。
駅で一旦外に出して、カラーを外してしまった。傷を舐めるんだったらそれまでだ。とにかく今は、ただでさえ窮屈なキャリーバッグの中で少しでも快適にしてあげなければ。
本当は、メッシュ部分の窓をたまに開けて、暑くないように風を入れてあげなければならないんだけど、とにかくあたしの姿がチラとでも見えるとすごい声で啼くので、開けれなかった。電車の中でもしばらくキャンキャンと啼いてたけど、諦めたのか、後はおとなしくしていた。

家に帰ってきたら、あたしの姿を見た時ぐらい喜ぶんではないかと思ったのに、部屋の隅に座ったまま、ピーピーと啼き続けるだけで、どこか痛いのか、怒ってるのか、淋しいのか、よくわからなくてあたしも途方に暮れてしまった。
ソファにぬいぐるみとガムとおやつを並べて乗せてあげると、おやつをガツガツと食べ始め、おもむろに「ぎゃん! ぎゃん!」と何度も吼え、それからはいつもの茜になりました。なんだったんだろう、わけもわからず知らない場所に数日預けられて、痛い目にあった茜なりの反抗だったのかもしれません。

駅で外してから、エリザベスカラーを一度もつけてないけど、傷を舐めることもなく一安心。でもあまり歩かないし、元の生活に戻るのは、まだまだ時間がかかりそうです。
昨日は初めてあたしと相方の真ん中に一晩寝ました。暑がりなのでいつも冷たい床を選んで寝るのに、やっぱり茜も淋しかったのかも。
なんにしても、茜を全く見なかったのはたったの3日なのに、すごく長かったような。犬がいる生活は、温かいものです。
# by bigblue909 | 2005-04-23 14:02 | 親バカ

ご報告

ご無沙汰してます。
忙しいです。めちゃめちゃ忙しいです。
ただ、これだけは言っておきたい。


茜手術成功


詳しいことはまた今度。BBは週末復活の予定です。

↓白目をむいて寝る、生後3ヶ月頃の茜(生きてます)
ご報告_a0031041_17543244.jpg

# by bigblue909 | 2005-04-19 17:56 | 親バカ

検査終了

検査終了_a0031041_16392473.jpg
最近写真を撮ってないです。
←なので幼少期の茜

行ってきました、最初の難関の検査に! 朝の7時前に、相方が出勤するのと同時に出て、明石から新快速に。あたしはなによりも電車の中で騒がれたらどうしよう? というのが心配で、前日はあまり寝れなかったぐらいで・・・それは杞憂に終わって、茜は犬小屋ほどの大きさのキャリーバッグの中で、おとなしくしてました。
ただ、少しはク~~ンと啼いたので、もしかしたら電車の音がうるさくて聞こえなかった部分もあると思う。一番不安だった満員電車の御堂筋線は、なおさらガタガタとうるさくて全く問題なし、心斎橋を過ぎると人も一気に減って、座って本を読める余裕も。

大学病院のある駅で降りて、もうほとんど肩の荷が下りたような気分でいたのに、しんどかったのはここからでした。なにせ茜は他の人や犬を見ると、異様に興奮するのです。遊んで、遊んで~~~という感じで、待合室で飛び上がりまくり、「ク~~ン! ウォウ! イェイ!」と啼きまくり、他の人から「どこが悪いんですか?」と笑いながら訊かれる始末で・・・「心臓が悪いんです(泣)」とまるで信憑性のない返事をしなきゃならなかったあたし。他の犬はなんであんなにおとなしいんでしょうか? どうやらしつけが足りないようです。めちゃめちゃ恥ずかしい仔です茜は(泣)

先生は若いけどものすごく良い人で、「○○先生から聞いてますよ。明石から大変だったでしょう」と言ってくれ、検査の結果も詳しく話してくれました。レントゲンを見たら予想以上に心臓が肥大してて驚き。動脈管開存症の他に、右心室の弁が少し離れる奇形もおこしているそう。ただ、それは手術で血管を縛れば、ゆるやかにだけど治るそうです。
手術の説明も受け、「なるべく早くしてほしい」と伝えると、早速予定を組んでくれた。18日に入院、19日に手術、22日に退院。あの人の良さそうな先生を信じて渡そうと思います。そして、今回の検査が¥22,000。改めて、今まで無料で診てくれてた明石の先生に感謝です。

そして帰りも本当にしんどかった・・・。茜+キャリーバッグで13キロになるバッグを持ってヨロヨロと何度も階段をあがり、最後の方はくじけて思わず階段の途中で止まったら、おばさんが来て「ほら、もう少しよ頑張って」と半分持ってあがってくれました。前に遊びに行った時も、手袋を落として気付かず歩き続けるあたしに、拾って走って追いかけてきて渡してくれた男の子がいました。大阪って行く度に思うけど、本当に人情の街です。
明石の駅を出て茜にリードを付けて外に出してあげると、外に出た喜びか、家の近くに来たとわかるのか、キイキイと変な声を出しながら飛び上がって喜んでた。思わず周りを歩いてた人がみんな見て微笑むぐらいの喜び方で。
何度も休めないので、入院の時は相方に行ってもらうようになると思う。それまではまた静観です。
# by bigblue909 | 2005-04-07 16:40 | 親バカ

とりあえずは静観

とりあえずは静観_a0031041_9144792.jpg
股をおっぴろげて寝ていたところの起きがけをパチリ。なにもわかっていない不細工な茜。

手術は結局、大阪でやってもらうことになりました。東京には手術前の検査も含め、2回でなく3回行かなくちゃならないと言うのです。さすがに3回は行きたくないので、「じゃあ大阪で良い」というあたしに、「きちんとやってもらえるなら東京でやってもらいたい」という相方。獣医さんに相談に行って、話し合いで大阪になりました。
最初に何故にあんなに大阪を勧めなかったのかがすごく引っ掛かってたんだけど、大阪なら1時間電車を我慢すれば良いので、こちらも気が楽になりました。だって、偏見かもしれないけど、もし東京の電車の中で茜が「キャイ~~ン」とか啼いたら、視線がものすごーく冷たそうだし。大阪だったら「なんや、狭いとこ閉じ込められて可哀想やな」って笑ってもらえそうだし。

通販で、ペット用のキャスター付きキャリーバッグを注文しました。最初の検査日が4/7で、もっと早くやってもらいたいのはやまやまだけど、大学病院は国家公務員扱いになるので、こちらから日にちの指定をしたりなどの融通があまり利かないそうです。朝の9時からなので、思い切り通勤ラッシュに当たってしまうのがキツいけど、東京までの半日に比べたら本当にどうってことないし、頑張ります、あたしも茜も。

あたしが行ってる獣医さんは、最初の2回のワクチン接種以外の、心音を聞くだけの診察は、一銭もお金を取ってないのです。「勉強会」の名目で腕の良い先生に診せてくれたり、何回も相談で足を運ぶのにも、イヤな顔ひとつせず一生懸命相談に乗ってくれます。
普通だったら「大学病院に行ってください」の一言で済むだろうに、「腕の良いのを調べて、指名するから」まで言ってくれて、本当に良い先生で。
今も隣で寝てる茜ですが、この先生のためにも頑張るんだぞ。
# by bigblue909 | 2005-03-22 09:17 | 親バカ
line

ビッグブルーの本気な無駄話。


by bigblue909
line
クリエイティビティを刺激するポータル homepage.excite