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イルカが愛を確かめにくる、青い海の底の日常生活

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旅の一枚 ~イギリス編~ 2001年12月

おお、イギリス。BBの音楽の聖地。なんてったってビートルズを産んだ地だからね!
音楽って、場所ってものすごく大事だと思うのです。例えばこの小狭い日本でさえ、沖縄と青森では全然違うわけで、沖縄のあの独特なリズムは、あそこで育ってない人は意識して聴かないとなかなか身につかないし、普通の人に津軽じょんがらってどんなだって訊いたら、やっぱあれを身近に聴いてた人じゃないとなかなか即答できない。生活に密接に根付いてるものなんです。
それが国になるとやっぱりいろいろ特色があるわけで、そうやって聴くから面白いんですよね。旅の一枚 ~イギリス編~ 2001年12月_a0031041_14234993.jpgビートルズだって元々はアメリカのロックに憧れて真似して始めたものなのに、自分たちの生まれ育った環境や個性などが立派に味付けされてああいう音楽になったわけだから。

というわけでイギリスですよ。あたしが一番期待したのは、イギリスで流行ってる音楽を肌で体験できるに違いない! これです。んもーイギリスのヒットチャートを賑わせてる、日本に入ってきてないものがぞくぞくと。
・・・ところが、なぜか聞こえてくるのはデュランデュランとかポリスとか、BBが知ってるものばかり。いやね、どっちも好きだよ。だけど日本で聴くから良いのであって、イギリスに来てあれを聴いたらただの懐メロじゃないですか(泣)
あと、やたらと耳に入るのが、アイドルっぽいの。映画「リヴ・フォーエヴァー」の中でもちびっこグループが歌い踊る映像がチラッと流れて、ノエル・ギャラガーが「あれはなんだよ?!」と言うシーンがあったけど、なんか多分ああいうのが流行ってるんですね、イギリスでも。はぁ・・・という感じで。どこの国も一緒なんだなと実感。
映画も音楽もそうだけど、他の国に出て行くものは良質だからであって、蓋を開けてみれば、どこでも無駄なものが量産されてるのですね。たくさんの無駄があるからこそ、良質なものが生まれると。だからあたしは日本の音楽は聴かないけど、それはあくまで好き嫌いの問題であって、決して洋楽と比べて「質が悪いから」とは思わないですよ。映画もね。ただこの国に住んでるから、悪いものまで目に入ってしまう、ってだけなんだよね。

そんなわけで、あんまり‘音楽の国’を実感できなかったロンドン。そんなロンドンでどこに行っても流れてたのが実は↑あのジェニファー・ロペスのアルバムだったんです。デパート、レストラン、喫茶店。本当にどこでも流れてたなあ。やっぱり他国のものは魅力的に見えるのですね。まあ、多分イギリスだけじゃなくて、あの頃世界中で流れてたんだろうけど。
なので帰国してから買ってみた。良い思い出になるかなと思って。けど、あのアルバムは悪くないけど、BBの音楽傾向を知ってる人ならわかると思うけど、どう考えても違うんですよね、好み的に。なので去年のCD大整理の時に、オークションに出して売っちゃった。多分死ぬまでに2・3回も聴きかえせば上出来かなというぐらいなので。

あと、すんごい覚えてるのが、目の前を20代の女性二人が歩いてたんだけど、どこかからバック・ストリート・ボーイズの「Everybody」が流れてきたんです。そしたらその二人が、Backstreet's back♪ 「All Right!!」と叫んで、きゃははと笑ってました。そのアホアホぶり? が後ろから見ててすっごい面白かったです。BSBは、最初本国アメリカでは全く人気がなくて、イギリスで人気に火がついたらしいので、あーイングランド、そんな感じでした。
by bigblue909 | 2006-04-22 14:26 | 音楽
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ビッグブルーの本気な無駄話。


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